職人の本気
先日社長から、「SNSに紹介してもらいたい」と1本の水鉄砲を手渡されました。
水鉄砲自体は弊社の製品ですが蒔絵のように塗装されていて、
まるで日本刀か工芸品のようです。
聞けば、知り合いの塗装屋さんに塗っていただいたとのこと。
水鉄砲は弊社でも塗装していますが、
専門ではないため、複雑な模様は難しいのです……。
比べてプロの作品はさすが!
流水と桜が見事に浮き出ていて和の雰囲気が素晴らしいです。
模様だけでなく、内側のこすれる部分が塗装で動きにくくならないよう、
塗りの際がキチンと仕上げてあります。
クオリティの高さに、職人さんの技術の高さがほの見えますね。
そもそも弊社の水鉄砲は、
「子供たちに喜ばれるような何かを水道管で作れないか」と考えて
制作したものでした。
それが「色がいっぱいあったらもっと喜ぶかな?」
「照準器があったらカッコイイよね」などと、
試作を重ねるうちに職人魂に火がついて、本気で作り上げたものです。
作っているうちにどんどん凝ってしまって、どんどんクオリティが高くなっていく。
もしかして塗装屋さんもそのようにして、
この蒔絵風水鉄砲ができたのかなと思いました。
配管にしても塗装にしても、その道のプロともなると、
専門のことには妥協できなくなるのでしょうか。
もしかしたらそれが「職人」ということなのかもしれないですね。